少額で不動産投資ができる不動産投資信託・J-REIT

数ある投資の中で、不動産投資は古くから投資の王道と言われてきました。投資家=地主と考えることができ、商人以外の行う投資としては最も歴史があるものと言って良いでしょう。現在でもミドルリスク・ミドルリターンの投資方法として絶えず注目を与えています。しかし国内の物件で不動産投資を行う場合、人口の減少やバーチャルオフィスの発展から、全体的な収益率は以前ほどではなくなっています。都市部で人気のある物件は価格も上昇していますが、地方都市ではあまり地価が上昇していません。先祖から引き継いだ土地があるような方は不動産投資を始めやすいですが、全くのゼロから数千万円する物件を購入するのはハイリスク・ハイリターンと言えます。

そこで少額で不動産投資を始めることができる金融商品として、不動産投資信託があります。これは投資法人と言われる団体が所有する不動産を債券化したものです。投資家は上場株式を買うように不動産に投資ができます。日本では2001年にJ-REITとして2銘柄で始まりました。不動産投資信託は上場しており、非課税枠であるNISAも利用できます。実際に制度が始まって15年以上経過しましたが、その間の値動きを見ると、やはり実際の不動産価格以上の変動はあります。しかし実物の不動産を購入すると建物の価値が毀損してきますし、税金などのコストを考えると、リスクの少なさの点ではJ-REITに軍配が上がります。また利回りについても、概ね2~5%(銘柄によって大きく異なります)で推移しており、新築のマンションなどとあまり変わらない水準を維持しています。

J-REITへの投資を考える場合は、株式の一銘柄と同じように考えてポートフォリオを構築しましょう。上場していることから頻繁に売買ができることもJ-REITの魅力であり、大幅に上昇したときにはきっちりと利益を確定しておくべきです。これは株式投資と同じように考えて良いでしょう。但し金融商品としての価値は不動産に裏付けされており、通常の会社のように倒産するリスクはありません。銘柄ごとに差がありますが、一口当たりの金額が安いものでは数万円から購入することができます。投資する物件に付いても商業施設に特化したものやホテルに特化したものなど特徴があり、自分の価値観に合った銘柄を選ぶことができます。J-REITへの投資が広がったことで、不動産投資が簡単に行えるようになりました。